代表挨拶

環境問題に、会社として向き合うということ。

環境はお金にならない。

私が在学中の研究で最も身をもって感じたことは、環境の価値を取引することはとても難しいということです。いや、「取引できないからこそ、環境問題と呼ばれている」というほうが正しいかもしれません。

そのため、卒業後に会社を作ろうと考えたときに、まさか環境分野の仕事をするとは思ってもみませんでした。むしろ、環境とは、大いなる力をもった人が奉仕の心で活動する分野であり、自分にはおこがましいとすら感じていました。

しかし、なにかやりたい事業を長期的な視点で考えたときに、結局は環境問題の解決が前提となっていることに気が付きました。持続可能性は、もはや私にとってお金を払ってでも欲しいものだったのです。

ならば、会社として、ビジネスとして、本気で環境問題の解決に取り組んでみようと思い、この会社を始めました。

会社として環境問題に向き合うということは、環境分野で付加価値や雇用を生みだす義務があるということだと思っています。「環境はお金にならない」と感じた過去の自分を否定することが、今の私のミッションです。

松井大輔

松井大輔

2015年東京大学工学部卒業、2017年同大学院マテリアル工学科修了。
醍醐研究室で産業エコロジーの最先端を学び、卒業後当社設立。
4人兄弟の3番目長男。趣味は旅行とスポーツ。